厚労副大臣へ緊急要請

 6月25日、三原じゅん子厚労副大臣に対し、「保健所の拡充設置と、医師・看護師・介護職・保健師等の増員について、その必要性を認め、拡充・増員計画を示すこと」、「公立・公的病院の再編統合『再検証リスト』を撤回し、感染病床の拡充設置と、その大半を担う公立・公的病院の拡充計画を示すこと」の2点について、緊急要求書を提出しました。

 要請には小畑共同代表をはじめ、保団連、全日本民医連、日生協、日本医労連から各代表が参加。

 各団体より、「命の選別がすでに行われている」「現場は第5波にむけて準備している状態で疲弊している」などの医療・福祉現場の実態が訴えられました。

 8月6日を回答期日とした今回の要請に対し三原厚労副大臣は、「丁寧に回答させていただく。人流は増えておりデルタクラスターが心配な状況」とし、「これ以上感染が拡大しないよう、また、医療従事者の方が『救えるいのちが救えない』事態にならないよう尽力する」と応答。「8月6日までに回答したい」としました。一方で、公立・公的病院の再編統合「再検証リスト」の撤回については、「私たちの考えもある」とし、言及しませんでした。

6月25日厚労省要請