感染症病床は30年で1/8に、保健所は半減しています。

1995年と2020年を比べると全国の主要都市で大きく減らしていることがわかります。

1995年2020年
札幌市  9ヶ所 1ヶ所
東京・23区 53ヶ所 23ヶ所
横浜市 18ヶ所 1ヶ所
名古屋市 16ヶ所 1ヶ所
京都市 11ヶ所 1ヶ所
大阪市 24ヶ所 1ヶ所
広島市 8ヶ所 1ヶ所
北九州市 7ヶ所 1ヶ所

日本の「病床大国論」はごまかしです。医師・看護師は極端に少ないです。

「日本は病床大国で、医師や看護師数は他国から見て少なくない」とする政府の指摘は誤りです。日本政府がOECDに報告した病床数は153万床ですが、他国のデータには入っていない精神病床や長期入院患者向けの療養病床を除いた一般病床は89万床で、人口1000人あたりでは7.6床です。これはドイツと同水準であり、「病床大国」などと言える数ではありません。逆に、ICU病床はドイツや米国よりも極端に少なく、救急対応が脆弱です。また医師数は、病床数が同水準のドイツの35.5%、看護師数は同じく54.7%。それぞれ英国の16.8%、29.0%で極端に少ないです。

日本の医師不足、原因は偏在ではありません。

OECD平均の人口10万人当たりの医師数は、約290人。OECD平均に足りている都道府県は一つもありません。医師偏在論は成り立たちません。

介護養成数 たった7,000人。深刻な定員割れです。

介護職養成(生徒)数は、全国7,000人余り。介護福祉士等の介護職の養成校は減少し続けています。うち5%は海外留学者。(医学部入学者数は、9,000人余り)深刻な定員割れ(50%以下)介護職の処遇改善は急務です。